着物リメイク・小物アレンジのオーダーメイドを安心してご利用いただけるよう、オーダー時によく寄せられるご質問をまとめました。これから着物ライフを楽しむための豆知識もご紹介。ぜひ一読していただき、ご不明な点がありましたらお気軽にお問い合わせください。

着物リメイクのよくあるご質問

和柄のストール

どのようにオーダーすればよいですか?

お持ちの着物をリメイク・アレンジしたいというお気持ちがあれば、どうぞお気軽にご連絡ください。どのような種類の着物なのか、どういう商品に加工したいのか(例:黒留袖をジレストールに、小紋をトートバッグに、等々)などの詳細をお伺いいたします。

シミや汚れがある着物でもリメイクは可能ですか?

素材によって向き不向きがありますので、着物の状態を弊社にて確認させていただいてから加工に入ります。着物の保存状態に応じて、縫製前後の耐性チェックも行わせていただきます。どうしても気になる場合は、お伝えいただければリメイクの際に配慮いたしますので、お気軽にご相談ください。

リメイク料金について教えてください。

A.リメイク料金はデザインによって異なりますので、まずはご相談ください。着物を何に加工したいのかをお知らせいただければ、お見積もりを弊社より送らせていただきます。

仕上がりまでの納期を教えてください。

ご希望のアイテムによって製作期間は異なりますが、納期は通常2ヶ月ほど頂戴いたします。納期や生産の状況は、メールで随時ご連絡差し上げます。

リメイク後、余った着物の生地はどうなりますか?

余った生地は革製品の裏張りやカードケースなど、余すことなく小物にリメイク・アレンジいたします。お客様のご要望をもとに、弊社からアイテムをご提案することも可能ですので、ご遠慮なくご相談ください。

その他の瑠璃猫へのご質問は、以下のお問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

着物ライフを楽しむための豆知識

和服と洋服の違い

和柄の羽織

和服と洋服の大きな違いは作り方にあります。洋服は余分な生地を切り落として縫い合わせて作られており、お直しなどはできません。着物生地の場合は、材料となる反物を直線裁ちで裁断して作られています。

そのため、着物をほどくとすべての布が直線の綺麗な形になり、一枚の布として別の用途に、また新たなアイテムにリメイクすることもできます。

着物は作成時にほとんど捨てる部分が無く、貴重な布地を無駄のないように使おうという日本人の知恵や工夫が込められているのです。

正しい着物のほどき方

まずは表生地と裏生地を分けます。褄先から褄下をほどいていき、衿先から衿の外側をぐるっと外して、反対側の衿先、褄下とほどいてから、裾を外します。裾はしっかりと返し縫いが入っているので、細かく糸を切ってほどきます。

裾をほどき終わると表と裏がほぼ外れるので、綴じ合わせている木綿糸等を外します。身八つ口をほどき、袖も表と裏に分けると表生地と裏生地に分かれます。後は袖、襟、衽(おくみ)、脇と外し、背縫いをほどいてから身頃の揚げをほどきます。

着物の取り扱い方法

使用した後は形を整えてから陰干しし、湿気を取り除きます。保管する際は湿気が少なく、直射日光が当たらない場所に保管しましょう。お手入れの際は使用されている素材を確認してください。刺繍や箔のあるもの、絹やウールなどの天然素材は、色落ちや変質が起きるおそれがあります。

洗濯できない着物は、着物専門のクリーニング業者に依頼するなどの方法でお手入れしましょう。着物リメイクアイテムについても、水濡れは型崩れやシミの原因になりますので避けてください。また、アイロンをかける場合はあて布を使用してください。

着物を小物にアレンジすればコーディネートの幅が広がる

着物生地をほどけば、上質な反物として活用できます。たとえ形は変わっても、着物に込められた思いが消えることはありません。思い入れのある着物を自由な形にリメイクし、小物アレンジやコーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

瑠璃猫では、ジレストールやバッグなどの暮らしに寄り添うおしゃれな小物にリメイクいたします。着物のプロフェッショナルによるカスタマイズの可能性をぜひお楽しみください。